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2005年11月28日

尿検査(尿糖)

尿糖(基準値:陰性(-)・弱陽性(+-)

尿中にブドウ糖が出ているかを検査します。糖尿病の発見の手がかりになります。
健康な人の尿にも糖が含まれていますが、ごく微量なので、この検査では見つかりません。
また、尿糖がでるようになるのは、血糖値が160~180mg/dlを超えたところにからですので、ごく初期の
糖尿病でも尿糖がでない場合もあります。

注意:体質的に糖が出やすい人や、激しい運動をしたあと、食後、ストレス、妊娠などで一時的に糖が出る人もいます。ですから、尿糖陽性=糖尿病ではありません。
   
疑われる病気や異常

陽性(+)から強陽性(  )の場合
糖尿病
膵炎
肝臓の疾患
甲状腺疾患
妊娠
副腎皮質ホルモン薬(ステロイド)の長期服用
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人間ドックと健康診断の違い

自治体・職場で行う健康診断は、検査項目が限られており、また、検査結果も郵送や、書類のみのことが多いのが現状です。

人間ドックでは、検査項目が多く、総合的に身体を診ることができます。
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そして、人間ドック当日検査結果を医師から直接説明を聞くことができます。また、施設によっては、保健師・栄養士・運動指導士等からの生活習慣改善についての相談を受けています。

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2005年11月27日

隆起性病変の見分け方

【胆嚢】 良性?悪性?隆起性病変の見分け方


良性と悪性の識別には、大きさや形態、胆嚢壁の状態から判断します。
人間ドックの腹部エコー検査で、胆嚢ポリープが見つかった場合は、さらにそのポリープが悪性(がん)ではないかを詳しく検査する必要がある場合もあります。

【良性のポリープ】
コレステロールポリープ・・・桑の実状で大きさは普通5mm以下です。単独ではなく多数みられることが多いです。胆嚢壁の状態は正常です。
胆嚢腺腫 ・・・・・・・・・ 大きさは10mm前後できれいな球形をしていて単独で見られるのが普通です。胆嚢壁はの状態は正常です。

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【悪性のポリープ】
胆嚢がん・・・・・・・・・大きさは10mm以上、表面がごつごつしていて不規則でいびつな形をしています。胆嚢壁が厚くなっていることが多いです。

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識別には、大きさが判断のポイントになります。
10mm以上であれば、精密検査が必要になることが多くなります。
また、最初は小さくても胆嚢腺腫ががん化する場合もあります。ポリープであればがん化しませんが、腺腫との区別はつきにくい場合もあります。
たとえ良性でも、定期的に検査を受けることが必要です。


人間ドックと健康診断の違い 労働安全衛生規則第44条

職場などで行われる、定期健康診断とよばれる健診は、
安全衛生法規則第44条に基づき、1年以内ごとに1回定期健康診断を行うことを義務づけています。

<定期健康診断項目>(平成17年度労働衛生のしおりより)

労働安全衛生規則第44条で義務付けられている定期健康診断項目

1.既往歴および業務歴
2.自覚症状・他覚症状の有無
3.身長・体重・視力及び聴力
4.胸部X線検査及び喀痰検査
5.血圧
6.貧血検査(血色素量・赤血球数)
7.肝機能検査(GOT・GPT・γーGTP)
8.血中脂質検査(総コレステロール・HDLコレステロール・トリグリセライド(中性脂肪))
9.血糖
10.尿検査(尿中の糖及び蛋白の有無)
11.心電図検査

                      


以上の項目になります。
しかし、次の場合医師が必要でないと認める時は健診項目を省略することができます。

【省略できる項目と条件】
1.身長は20歳以上
2.⑥~⑨・⑪の検査は35歳未満および36から39歳の人
3.⑩の尿中の糖は血糖検査実施時
4.かくたん検査は、胸部X線検査で異常のないものおよび胸部X線検査で結核の発病の恐れがない場合

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人間ドックを受診される前の一般的な注意事項~食事編~

受診前のご案内に一般的に記載される内容ですが、受診される施設によって異なることがございますので、必ず、受診される機関の案内を再度ご確認ください。

*人間ドック前の食事の注意
人間ドックの受診前日の21時以降は飲食はできません。
検査項目で、胃の検査(内視鏡・胃透視)や血液・尿検査に、飲食の影響が出やすいものがあるために、飲食を禁止しています。
より、正確に人間ドックでスクリーニング検査をお受け頂くためにも大切なことです。
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「ご飯を食べないで下さい」と記載があり、ご飯以外なら食べてもいいのかと勘違いをして、
パンを食べてきたなんてくるような人もいるようです・・・。
これでは一部の検査は中止もしくは後日に検査ということになってしまいます。

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2005年11月26日

人間ドックを受診される前の一般的な注意事項~女性編~

女性の方は、月経時の受診を避けた日に予定を入れることをお勧めします。
また、月経に重なってしまった場合は、当日もしくは事前にお知らせしておいたほうがいいでしょう。

<基本検査(尿・便検査)>
尿検査・便検査では、潜血反応を検査します。
その為、尿や便に血液が混じってしまう可能性が高い為、正確な検査ができません。

<乳がん検診>
乳房視触診やマンモグラフィー検査などを受けられる方は、排卵後から月経が始まるころまで、
卵巣からの分泌されるホルモンに影響を受け、乳房が硬くなったり痛みを感じたりします。
ですから、生理が終わって1週間くらいの乳房の柔らかいころにうけられることをお勧めします。

<子宮がん検診>
月経時や月経直後は、正確な判定を受けるためには避けた方がようでしょう。
また、検診の前日・当日の性交は避けてください。
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2005年11月22日

呼吸機能検査

呼吸機能(基準値:肺活量%肺活量81%以上  1秒率 71%以上)

呼吸器機能障害の早期発見に役立つ検査です。
人間ドック・健康診断では、スパイロメーターを使って検査をします。
スパイロメーターにより肺気量分画を測定することをスパイロメトリーといいます。
スパイロメーターにより得られた記録をスパイログラムといいます。

スパイロ検査は、検査機器につながったマウスピースをくわえ、指示の声にあわせて息を吸ったり、吐いたりして肺に出入りする空気の量や速度の測定を行うことで肺の換気機能を調べます。


肺には、大きく分けると2つの役割があります。
①換気機能である、体内の空気の入れ替え
②呼吸機能である、血液中の二酸化炭素を体外に運び出すガス交換

しかし、気道が狭くなったり、肺などの弾力性の低下により、充分な呼吸ができなくなります。
肺機能検査では、肺活量や初めの1秒間に吐き出した量である1秒率などを測定することにより、
肺・胸郭・横隔膜の弾性や呼吸筋の強さなどを調べ呼吸機能の異常の有無を調べます。

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疑われる異常や病気
拘束性障害
*過敏性肺炎・特発性肺繊維症・じん肺症・間質性肺炎
*胸水・胸膜肥厚・胸郭変形
*無気肺・肺切除・肺炎・肺水腫
*横隔膜神経麻痺・重症筋無力症・ギランバレー症候群
*腹水・妊娠など

閉塞性障害
*気管支喘息・慢性気管支炎・気管支炎・気道軟骨軟化症・甲状腺腫瘍による気道の圧迫
*肺気腫
*神経筋疾患など

身体測定(身長・体重・腹囲)

<身体測定(身長・体重・腹囲)>

身長と体重から肥満度(BMI)を出し、肥満・やせの判定をします。
BMIは、国際的な標準指標であり、労働安全衛生法に基づく健康診断や日本総合健診医学会の優良総合健診認定の施設基準の検査項目のひとつでもあります。

また、最近では、メタボリックシンドロームが注目されており、腹囲(おなか周り)を測定する施設も増えています。    

①肥満度の判定方法(BMI:Body Mass Index)
BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
<判定(日本肥満学会)> 
 25.0以上・・・・・・・・肥満
 18.5以上25.0未満・・・・正常域
 18.5未満・・・・・・・・やせ

②適正体重の計算式
 適正体重=身長(m)×身長(m)×22
 
③腹囲測定の判定
内臓脂肪の蓄積の判定を簡易に行う検査。 
ウエスト周囲は、立ったまま、軽く息を吐いた状態で、おへその周りを測定します。

<判定>
ウエスト周囲径  男性≧85cm   女性≧90cm  
(内臓脂肪面積 男女とも≧100c㎡に相当)
                                 
  最近話題の内臓肥満をウエスト測定で見てるって本当?!⇒メタボリックシンドローム          

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<病気や異常では何が疑われるか?>
肥満
*脂肪肝・高血圧・動脈硬化・胆石症・痛風など

やせ
*糖尿病・甲状腺機能亢進症・悪性腫瘍(がん)・消化器疾患・神経性食欲不振症など

便潜血反応検査

便潜血反応検査(基準値 (-)2日法の場合、どちらか1日のみ陽性でも精密検査が必要になります)


便を採取して潜血反応を調べる検査です。

口から食道や胃・腸・肛門などの消化器のどこかに出血があれば陽性反応がでます。
もちろんわずかな出血は肉眼ではわかりません。肉眼で確かめることの
できない微量の出血(潜血)を化学的に検出することができます。

特に大腸がんの発見に有効です。
大腸がんは30年前の約5倍にも増加しています。動物性脂肪・たんぱく質を好み、食物繊維が不足する
など食生活の欧米化が発症の要因ではないかといわれています。
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便潜血反応が陽性で、精密検査が必要と記載があった場合、痔があったとしても1度は必ず受診しましょう。
というのは、痔だと思っていたら実は大腸がんだったなんて例があります。

聴力

聴力(基準値:1000Hz-30dB 4000Hz-40dB 聴取可能)

聴力は、聴覚機能の最も基本的な検査法です。
外部の音を遮断した部屋で片耳づつ、音を強めたり、弱めたりして聴力を調べます。
人間ドックや健康診断では、オージオメーターを使い、選別聴力検査(スクリーニング オージオメトリー)を行います。

検査周波数は、一般的には、1000Hzと4000Hzですが、人間ドックを受診される機関やコースにより、異なります。オージオメーターを使うと125Hzから8000Hzまで検査可能です。
一般的に検査される1000Hzは、日常会話に必要な会話聴取域のためであり、4000Hzは、高音域におこる難聴を早期に発見するために用います。
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聴力検査は、自覚的な聴覚検査であるため、あなたが精神的・身体的に疲労しているとき時ですと、正確な結果が出ない場合もあります。
人間ドックは、聴力以外にも検査をこなしていくので、落ち着いていられないかもしれませんが・・・。
なるべく、深呼吸して落ちついた状態で集中して検査を受けるようにしましょう。


病気・異常が疑われるもの
*伝音性難聴(外耳と中耳の障害)
<外耳> 外耳道異物・外耳道腫瘍・耳垢閉塞・外耳道炎など
<鼓膜> 鼓膜炎・慢性化膿性中耳炎など
<耳小骨>耳硬化症・外傷性耳小骨離断など
<中耳腔>滲出性中耳炎・耳管狭窄症・中耳腫瘍・鼓室硬化症など

*感音性難聴(内耳(迷路)障害と後迷路障害)
<先天性難聴>遺伝性・妊娠中・出産時の原因など
<後天性難聴>炎症・騒音性難聴・メニエール病・突発性難聴など
<後迷路性難聴>腫瘍性疾患・脳血管障害・遺伝性疾患など

2005年11月18日

検査結果の見方・読み方①<検査結果の判定の表記>

<検査結果の判定の表記>

検査の判定は、「基準値」や問診などから、「個人の基準値」を考慮して総合的に行われます。
一般的に、判定は、
「異常なし」
「わずかに異常あるが差し支えなし」
「経過観察」
「再検査」
「精密検査」
「治療継続」

という表記になっています。
その他、血液検査や尿検査などは、基準値というものが記載されています。
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2005年11月17日

眼圧検査

眼圧検査(基準値:10~20mmHg)

緑内障の診断に欠かせない検査。
眼球の硬さを測定することで眼球内圧の変化を調べます。
一般的には、非接触眼圧計を用います。
眼科などで、レンズの中をのぞいて、空気がプッとでて目にあたるような検査をしたことはありませんか?
これが眼圧検査です。空気を角膜に噴射し、角膜の一定面積を圧平するのに要する時間を基準値として眼圧を測定する方法です。

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疑われる病気や異常
*緑内障(ただし、眼圧は正常でも、緑内障の場合もあるので、眼底写真と合わせて判定を行います。)
*網膜剥離などの疾患

眼底検査

眼底検査

眼底は、身体の中で唯一、血管や神経細胞層を直接観察できる場所です。
また、眼底の血管の状態は脳の血管と似た変化を示します。
網膜には、視神経と一緒に細い動脈、静脈があり、これをカラー写真にとって観察します。
暗い部屋で、瞳孔が散大することを利用して、撮影します。
高血圧や動脈硬化の進行度、眼球の病気・脳腫瘍・糖尿病などの発見の手がかりになります。

また、散瞳剤(瞳を大きくするために点眼をする:一般的に使われ薬品は、市販名:ミドリンPやミドリンMなど)を使った眼底検査は、視力低下の原因や白内障などの眼底検査が必要な病気の時に精密検査などで行います。
人間ドックでは、無散瞳(点眼なし)カメラで行うのが一般的です。
なぜなら、散瞳剤は、狭隅角の人では散瞳により緑内障を起こす危険があります。(禁忌:緑内障)
また、散瞳によって、瞳孔を開くので、近くのピントが合わなくなったり明るいところでまぶしく感じたりします。散瞳によって4~5時間くらいはかすんでみえたり、視力が低下するので、歩行や車の運転などは危険になります。

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疑われる病気や異常
*高血圧
*糖尿病
*動脈硬化
*視神経炎
*視神経乳頭陥凹
*網膜はく離
*脳腫瘍
*白内障
*黄斑変性症
*眼底出血 など

視力検査

視力検査(基準値:裸眼視力で0.7以上 矯正視力1.0以上)

人間の視覚情報は、感覚器の外部情報のなかでも7~8割をしめているといわれています。
視力は、生活していく上でとても重要な機能です。

視力検査人間ドックや健康診断で行われる基本的なものですが、実際には視力を測定するというより視力低下が生じてないかをチェックするのが主な目的になっています。
「視力検査」の中には、「遠見視力検査」と「近見視力検査」の2種類があります。

【遠見視力検査】
遠くを見るときの視力で検査は5mの距離から大きさの異なる指標の並んだ「視力表」をみてどの大きさの指標まで見えるかを調べます。
人間ドックや健康診断では、簡便に検査ができる簡易視力測定を行うことが多いようです。

【近見視力検査】
近くを見るときの視力で同様の指標を30cmの距離からみて検査を行います。老眼を調べるには近見視力が必要になります。

いずれも最初に眼鏡やコンタクトレンズを用いずに「裸眼視力」を測定し、その後、眼鏡やコンタクトレンズをし、「矯正視力」
を測定していきます。

また、視力検査だけでは近視かどうかは判別できません。
視力近視・乱視・遠視などの「屈折異常」とは別ものなのです。

通常裸眼視力が0.7以下の場合には屈折異常や目の病気を考えます。
屈折異常で矯正視力が0.7以上ある場合は問題ありませんが、それ以外は眼科受診が必要です。

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異常が疑われる病気
*近視
*乱視
*遠視
*その他の眼の病気による視力低下(白内障・緑内障・黄斑変性症など)

検査結果の見方・読み方②<検査結果の基準値とは>

基準値とは、過去・現在に病気のない、健康な人の検査結果から求められます。
この集団の検査値の上下2.5%を除いた95%内に含まれる検査結果の数値が基準値とされます。

ですから、人それぞれ個性があるように、検査値にも個人差があります。
さらに、季節やその日の体調、心の状態などによっても違うことがあります。
1つのデーターの変化に一喜一憂するのではなく、検査項目ごとの総合判定を確認しましょう。
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各医療機関で受診した人の結果から、基準値を設ける施設もあることや、検査の測定法の違いにより、基準値は、各医療機関ごとに若干の違いがあります。
現在は、日本人間ドック学会などで、基準値の統一を図るために全国データをもとに基準値が設定されており、一部の医療機関では、すでにその基準値を設定しています。